爽涼の候 皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は境内から皆様の通学・通勤を見守る蛙の像について紹介をさせていただきたいと思います。
当神社には笹で囲まれた蛙の石像があるのを御存じでしょうか、背丈による目線か或いは観察力に優れている為か幼い子ども達がよく蛙の石像に気づいて親御さんに知らせている姿をよく見かけます。
蛙の置物は他の神社やお寺でも見かける事は多いかもしれませんね。
というのも蛙は交通安全の守護神、『猿田彦大神』の使いとされているからなんです。
『猿田彦大神』は天孫降臨の際に道案内をされた神様です、御神輿の行列を先導している天狗さんも『猿田彦』役になります。
蛙は「帰る」に通じ「無事帰る」ようにと考えられた事、また猿田彦大神が一度溺死した後に生き返った事から「よみがえる」と蛙が結びつき神使としての信仰を多く集めたとされているんです。
多くの神社と同じく当神社の蛙も毎日皆様の安全を見守ってはおりますが、なにより大切なのは人事を尽くす事。
これからも日々の中で健康と安全を大切にしていただき、通勤・通学を続けていただければと思う次第です。
(おまけ)
以前岩内町へ宿泊に来た知人が「うるさくて眠れなかったんだ」と言ってました。
さすがに都会より静かでしょうと理由を聞けば「蛙の合唱が凄すぎて・・・」。
・・・どうやら僕らの子守歌は世間的には些か音量が過ぎるようですね笑