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七五三のお話

向寒の候 皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

本日はシーズンとなってきました七五三詣についてお話をさせていただきますね。

 

七五三詣はいくつかの説がありますが、江戸時代から広まったものとされています。

今よりもずっと亡くなる子供の多かった時代、子供達の健やかな成長を喜ぶと共に今後も災いに見舞われる事のないようお守りくださいという思いを神様にお伝えする儀式として七五三詣は続いて参りました。

 

三歳には頭を剃るのをやめ髪を伸ばし始める「髪置」の儀。

五歳には男児が初めて袴を履く「袴着」の儀。

七歳には女児が裾上げに使う紐をやめ、帯を始めて使用する「帯解」の儀。

昔の考え方が主体となっていますから、現代の方にはなかなか馴染みがないかもしれませんね。 

 

 

それにしても・・・

 

千歳飴の袋でお母さんのハンドバッグを持つ真似してポーズをとる女の子・・・、

祝詞の最中「大神」と聞いて「オオカミさんどこ?」と声を出して探しだす男の子・・・、

妹や弟の隣に座って『自分みたいにお利口にしなきゃだめだ』と指導するお姉ちゃん・・・、

その10分後、暇を持て余して二人仲良く足をブラブラし始める姉妹・・・等等、

 

毎年みられる子供たちの想定外の行動に、思わず顔が綻んでしまいそうになるのを必死で堪えるのがなんと難しいことか・・・。

 

この時期を実は心ひそかに楽しみにしている神職って実は少なくないかもしれませんよ笑