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「わっしょい」

処暑の候 皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

コロナウィルス感染拡大から4年以上が過ぎ、5類への引き下げに際し各地方のお祭りでも神輿渡御がさかんに行われるようになってきましたね。

 

自粛の期間が長引いた事により地域で続いてきた風習が途絶え、以前の形では行えない場所も出てきているようで寂しい気も致しますが、町の中を御神輿が巡り各地を祓い清め弥栄を祈念する光景というのはいつ見ても良いものだと改めて実感致しますね。

 

 

ところで皆様は「わっしょい」という掛け声の語源についてご存じでしょうか。

 

「わっしょい」という言葉は「和を背負う」という意味からきているそうです。

大和の国、つまり日本を表す「和」、また皆様の仲を取持つ「和」を心ひとつに背負っていこうじゃないかという気概を口にしているんですね。

もちろん神輿を担ぐ掛け声には地域や流派により様々なものがございますから、神輿を見かけたら是非耳を傾けていただければと思います。 

 

言霊と共に生きる日本、「わっしょい」の一声が加わりより一層力が宿った神輿渡御がこれからもずっと見れるといいですね。